(本記事はこちらの英語ブログの翻訳です)
2013年に開催された最初のRaspberry Jam Oxfordは素晴らしい結果に終わりました!すべての参加者にお礼を申し上げます。
Raspberry JamではRaspberry Piに熱狂する人々や、Raspberry Piについてより詳しく学びたい人たちが集まり、どうすればRaspberry Piを最大限に活用できるかについて議論を行いました。本記事は、Raspberry Piを利用した3Dプリンターやドラムマシンのデモを含む今月のセッションについて、概要をまとめたものになります。
Raspberry Piフォトブース
最初に紹介するのは、Pete Milneによって作成されたフォトブースです。Peteは彼のRaspberry PiをUSB経由でカメラに繋ぎ、カメラに対して写真を撮るようにPythonで命令しました。撮影された写真は、WEBサイトにアップロードされた後に特有のQRコードが添付され、写真に写っている人はQRコードをスキャンすることで、自分の携帯に写真を転送することができます(最後までPeteは正常に作動するように機器をいじっていました)。
Raspberry Pi 3Dプリンター
Raspberry Jamの共同開催者であるAlex Gibsonは、Thames Valley RepRap Groupの支援を受けて、Raspberry Piで3Dプリンターを作成するためにここ数ヶ月間を費やしてきました。なんと、500ポンド以下の価格で自分自身の3Dプリンターを作成することができるのです。
念のため言っておきますが、Alexは決して隠れてレゴの偽造を行おうとしているわけではありません!これはRaspberry Piでできることのほんの一例であり、本物のレゴを買った方が多分安いと思いますが、お店では買うことができない”カスタム版”のレゴを、いつでも自分で作ることができます。
こちらが小さなマグを印刷している様子を撮影したビデオです。
RasPIO
Alex ‘Raspi.TV’Eamesは、彼のRasPIOボードのデモを見せてくれました。このボードは8つのデジタル入出力、LEDを用いたリレー出力、アナログ入力、そしてボード上のポテンショメータ入力に対応しています。温度や光センサーのような簡単な素子が直接ボードに接続されており、読み取りを行うこともできます。
こちらの動画がその様子になります。
Alexは他にも、二つのプレイヤーパッドを組み合わせ、LEDと指を使った簡単なスピードゲームを体験させてくれました。もしも私がメモに忙しくなければ、一人のゲーム好きとして、みんなと一緒に床の上に転がりまわっていたでしょう。Alex…これはきついですよ…最も遅い人には電気ショックなんて… :0 。
Raspberry Pi上でのメッセージング
Will氏は、Raspberry Piの無線コントロール端末としてIM-meという子供用おもちゃを改造するという、ハードウェア・ハック的にとってもCoolなアイデアを披露してくれました。その中でWillは小電力無線を経由して、おもちゃとRaspberry Piの間でメッセージを交換する様子を見せてくれました。
またWillは同様に、これらのおもちゃの一つから作成したスペクトル・アナライザを見せてくれました。もし同じものを作成してみたい方は、Design Sparkhのblog上にAndrew Backによる記事があるので、こちらもご覧ください。
ソレノイドシーケンサ
この夜は、Peter Andrewsが自作したソレノイドシーケンサ、別名16ステップ4デバイスのドラムマシンによって、ドラム音とともに終わりを迎えました。Peterは彼のRaspberry Piを、薄いアルミ缶、鐘、ガラス瓶と瓶の蓋から構成された自作の機器に接続し、Raspberry Pi上のPythonで制御されたソレノイドによって動作させました。それから、Wifi上でAndroidのタブレットとその機器を接続し、曲を奏でるデモを披露しました。彼はAndroid上にシーケンサ制御用の簡単なタッチスクリーン・インターフェースを表示させ、これに触るだけで曲を奏でさせました!
こちらがAlex "Raspi.TV" Eamesになります。
このセッションに参加してくださった皆様に感謝を申し上げます。画像や動画の画質に関しては、適切なカメラを忘れてしまい他の機器で撮影したことを、ここにお詫び申し上げます。
お近くの地域で開催されるRaspberry Jamに関する情報はこちら。次は日本で開催されるかもしれません!