こちらの中国語記事の翻訳です。
近年、3Dモデルをオンラインのデータベースから簡単に探すことができるようになりました。しかし、ネット上で入手できる3Dモデルのほとんどはゲーム用のものとなっています。機械設計・電子工作・建築物の設計モデルのような専門性が高いモジュールは、ほとんど見つけることができません。もちろん、CADソフトの製作会社が提供しているデータベース上で、公式の3D モデルを探すことは可能です。
3D モデルのライブラリ:
3D モデルには多くのデータベースが存在しますが、これら全てのモデルをダウンロードして、CADソフトにインポートすることは可能なのでしょうか?前回の記事では、Solidworks・AutoCAD・Pro / ENGINEER・SpaceClaimの4種類のCADソフトを紹介しました。さて、これらのソフトで、ダウンロードした3Dモデルを使うことはできるのでしょうか?
ネットからダウンロードしたモデルは、各ソフトウェアが対応しているフォーマットに依存している場合があります。先に挙げた4種類のソフトウェアが対応しているフォーマットは、下記の公式サイトから調べることができます。
- Solidworks 公式サイト: http://www.solidworks.com/
- AutoCAD 公式サイト: http://www.autodesk.com/products/all-autocad
- Pro/Engineer 公式サイト: http://zh-cn.ptc.com/
- SpaceClaim 公式サイト: http://www.spaceclaim.com/
それぞれのソフトは、個別のストレージフォーマットを持っています。SolidWorksの場合はSolidWorks Files (*. Sldprt, *. Sldasm, * slddrw) であり、他のソフトについてはそれぞれ、AutoCAD's. Dwg、Pro / Engineer's Render (*. Slp)、SpaceClaim's. Scdocとなっています。また、これらのフォーマットに対応する他のソフトウェアも存在するため、それらを用いてインポートを行うことができます。
もし、これらのソフトウェアに対応していないフォーマットだった場合は、ソフトウェアの製造元や他のソフトウェアを作成している企業が、いくつかのアドオンやサードパーティのプラグインを提供しています。例えば、SolidWorks用の3DS Importを使うと、Solidworksに3D Studio ® (.3 ds) ファイルをインポートすることが可能です。
ファイルをインポートした後は、以下のように元のファイルとインポートされたファイルが異なるため、インポート後に修正を行う必要がある点にご注意ください。
非公式のアドオンの多くは有料です。しかし、ほとんどの3D モデルのライブラリは、複数のフォーマットでファイルを提供しており、上に挙げた4種類のソフトウェア、特に主要な3Dモデルのフォーマットに最も対応しているSolidworksで開くことが可能です。
また、ソフトウェアが対応しているファイルの種類に加えて、いくつかのライブラリは一つのモデルに対して複数のファイルフォーマットを提供しています。Designsparkが良い例で、このサイトでは複数のソフトウェアに対応したフォーマットで、ファイルを配布しています。
以下のリンクは、利用可能なアドオンのダウンロードサイトです。
今回の記事はここまでにしますが、次回の記事では最も汎用性・人気の高い3Dモデルのライブラリを紹介します。