こちらの記事の翻訳です。
2014年5月のOpen Source Hardware User Groupの会合では、LilyPad Arduinoを基本的な電子工学やプログラミングを教えるために利用した事例、教育ツールとしてRaspberryPiを使う事例、新しいメディアやコンピュータアート、電子工学、テクノロジといった分野で働く女性アーティストを支援するMzTEKという非営利団体での事例が取り上げられました。
LilyPad Arduinoを利用したワークショップ
Rain Ashford氏は、ウェアラブルテクノロジ、e-テキスタイル、インタラクティブアートをデザイン、製作しています。彼女は、GoldsmithsカレッジのPhD候補者であり、ウェアラブルテクノロジが特にボディランゲージや感情といった非言語コミュニケーションの新しい形を広げる可能性を、生理学的なデータを増幅・可視化することで探っています。
Ashford氏は、自身の研究や作品の簡単な説明に入る前に、まずLilyPad Arduinoとウェアラブルテクノロジのプロジェクトで使われるいくつかの基本的な部品を紹介しました。
次に、Ashford氏はさまざまなグループと協力して開催したいくつかのウェアラブルテクノロジのワークショップについて取り上げ、当日の準備や組織といった点からいくつかの考慮すべき点について強調しました。
教育現場でのRaspberry Pi
Matt Venn氏は、何百もの創造的なサイエンスワークショップを世界中の何千人もの子供たちや大人たちに対して行ってきました。昨年は、授業やワークショップ、プロジェクトを作成する一方で、コンピュータサイエンスのカリキュラムが変更になるのを前に教師たちとその準備を行いました。
Venn氏は、これまでかかわってきたいくつかの素晴らしいオープンソースのプロジェクトの紹介からはじまりました。続いて、学校現場での、いくつかのRaspberry Piを使った授業の取組みについて語り、教育でオープンソースを利用する利点について説明しました。
MzTEK: フェスティバル、ワークショップ、テクノロジを持ち出そう
Shauna Concannon氏は、コミュニケーション空間について関心をもつ、学際分野の研究者です。そして、過去数年間にわたって、Processing,やArduino、ウェアラブルエレクトロニクスのワークショップを開発、推進する活動をMzTEKで行ってきました。現在、Concannon氏は、Queen Maryカレッジでメディアアートテクノロジの分野でPhDを取得しようとしています。
Concannon氏は、MzTEKの紹介をし、女性になぜフォーカスするのかについて説明しました。フェスティバルの他、世界でもっとも大きな装飾芸術・デザインの名高い博物館であるVictoria & Albert Museumのような場所で開かれるグループ展といったより伝統的な場で、MzTEKが行ってきた数多くのワークショップのうち、ほんの数例の紹介がありました。